一〇八(仮)

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ライトノベル作家川口士のブログです

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近況、宣伝、その他の話

 確定申告をしてきました。本当は先週末にすませるつもりだったんですが。

 今日(もう昨日か)が期限日ということもあってか税務署は大混雑で、去年と変わらない情景にちょっと安心(去年の今頃もばたばたしてて割とかけこみだった)。
 スーパーやコンビニに行けばがらがらの棚があったり、休業中のお店をちらほら見かける状況ですと、税務署ですら安心できるのだから不思議なものです。

 しかし、11日に「いやー、すごかった」と書いて、あれからまだ4、5日しかたっていないのにすごかったどころの話ではまったくなくなってしまい。
 あらためて、被害に遭われた方々へ心からお見舞い申しあげます
 そして、一刻も早く、ひとりでも多くの方が助かるようお祈り申しあげます
 僕は節電以外にできることなど特にないので、とりあえず寄付をしました。いくばくかの助け、支えになればいいなと。

 で、あまり暗くてもなんですので、宣伝をさせていただきます。
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 漂う書庫シリーズも、これにて最終巻となります。
 最後まで楽しんでもらえるものに仕上げたつもりです。
 先日紹介した「千の魔剣と盾の乙女」2巻とあわせて楽しみにしていてください。

 そして、被害に遭われた方々がふつうの生活を取り戻し、僕のにかかわらず、それぞれ好きな本、読みたい本を手に取ってくれる日が一日も早く訪れますよう。





 最後にちょっとつけくわえます。

 僕はいくらかの寄付をしましたが、それを印税と絡める気はありません。
 小説はどこまでも娯楽であって、ことさらに寄付などと結びつけるべきではないと思うからです。
 チャリティーライブなどのような、はじめから被災者のことを想い、そうした目的でもって企画されるものならばともかく、僕が今月出すものにはそんな意図はありません。
 考えすぎといわれるかもしれませんが、僕の本を手にとるたびに寄付のことを思いだし、そこからこの災害のことを連想させるなんてのは御免です。
 この災害、この悲劇は忘れてはいけないことですが、それを担う役はそのために作られる何かでしょう。碑であったり、本であったり、曲であったり、いろいろとあると思いますが。
 好きな本、楽しみにしていた本を買って、読んでいる間ぐらいは心を沈ませたりせず、不安やらなにやらに煩わされたくないし、そうであってはならないというのが正直な気持ちです。
 これはあくまで僕の個人的な考えで、本を買うという形で寄付をする、支援するという行為にもの申すというようなものではありません。
 何らかの形で力になりたい、辛いときには助けあうという気持ちは非常に貴いものです。
 ただ、寄付というのはできるひとがするものであって、できないひとにまで強いるものではありません。その金額も、自分で決めるもののはずです。
 いちいち寄付などと考えずとも、何かを買うだけでお金は回り、経済は回り、巡り巡って被災地の方々を助けるきっかけとなります。
 気遣うときは気遣い、楽しむときは楽しむ。
 そうした日常生活を送る上でなお、寄付をしようと思ったら、たとえば日本赤十字社などに寄付をすればいいのではないでしょうか。各々ができる範囲で、できる形で、被災者の方たちの力になればいいかなと。


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by tsukasa-kawa | 2011-03-16 03:54 | 日常雑記