一〇八(仮)

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ライトノベル作家川口士のブログです。「魔弾の王と戦姫」18巻、それから片桐雛太さんの魔弾画集、11月25日発売です。よろしくお願いします。

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8月24日のお話

 古典的な怪談は有名どころを一通りやったので、現代の怪談へ戻ってきました。
 というわけで三本足のリカちゃん人形ですよ。いまはネットでリカちゃん人形の構造が簡単に調べられるので、腰パーツに新しい足をはやすのってどんな事故だよと思うぐらいですが、諸々のチェックを通過してお店に並んでいる人形を買ってみたら第三の足が生えていた、とあってはたしかにオカルトです。
 大きさや原材料次第では「道鏡は座ると膝が三つあった」みたいなネタになりかねませんし、パターンによっては(齢50のリカちゃんだけあって三本足にも何パターンかあります)人間の肉で作られた足が生えていた、などというものもありますが、ここはまあ順当に他のまともな足と同じ大きさと原材料のものが生えていたと仮定しましょう。
 しかし、彼女は人形です。人間ではなく。もしも第三の足が腰と一体化していたとしても、人形の構造に従って、腰から下をまるっと換装するという荒技が彼女は可能なのです。下半身パーツを消耗品として扱ったVガンダムのように。
 パターンによってはこの三本足のリカちゃん、「私、呪われてるの」とか言いだすらしいのですが、呪った方もパーツ交換については考えなかったのでしょうか。それとも呪われてるからもう一体人形を買ってくれというアピールなのでしょうか。
 まあ、換装で呪いが解けるわけでもないので、新しいパーツにも第三の足が生えてくるかもしれません。だとすれば、リカちゃんと組んで呪いを解くか(そんな漫画があったね)、リカちゃんに足を生やしたまま過ごしてもらうかを選んでもらう形になるでしょう。
 後者を選んだ場合、第三の足が右足か左足かはわかりませんが、靴は二足分買わなければならず、スカートも大きなものにしないと駄目。ズボンは穿けない。タ○ラトミーが誇るファッションモデルの権威ががた落ちです。
 とはいえ、彼女はいろいろとネタにされながらも(リカちゃん電話って怪談もありましたね)たくましく生き抜いて女の子たちに夢を与え続けてきた、この道50年のベテランです。三足目の靴だけ変わったものにしたり、足にリボンを巻くなどして魅せ方を考え、新たなファッションを展開するかもしれません。



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by tsukasa-kawa | 2017-08-24 18:45 | 日常雑記