一〇八(仮)

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ライトノベル作家川口士のブログです。「魔弾の王と戦姫」18巻、それから片桐雛太さんの魔弾画集、11月25日発売です。よろしくお願いします。

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8月25日のお話

 昨日の夜、奥歯のかぶせものが取れてしまって大慌てだったのですが、行きつけの歯医者さんで無事に再接着してもらえました。よかったよかった。
 そんな僕の私的な出来事はさておいて、赤いちゃんちゃんこです。どうでもいいですが、僕がちゃんちゃんこというものを初めて知ったのはゲゲゲの鬼太郎でした。とくに印象づけられたのはファミコン版の妖怪大魔境ですね。やったひとならわかると思いますが、ゲタと並んで使いづらい武器のツートップですよ。強いんだけど。当時小学生だった僕は指鉄砲と火炎ばかり使ってました。話を戻しましょう。
 トイレに入ると「赤いちゃんちゃんこ着せましょか」という声が聞こえてくる。「はい」と答えると、天井からナイフが降ってきて血まみれになり、あたかも赤いちゃんちゃんこを着たように見える……というものです。バージョンによっては「いいえ」と答えると「はい」と答えるまで出してもらえず、延々同じ質問が続くという、まるで初期RPGのような状況に陥るらしいですね。
 しかし、ちゃんちゃんこ。はたして今の子供たちは知っているでしょうか。というか目にする機会があるでしょうか。もう今では還暦祝いで役所が送ってくるぐらいしか見る機会ないんじゃないかと思うのですよ。だいたい「何それ」と聞かれてしまっては怖さも薄れてしまいます。これはちゃんちゃんこが悪いのではなく、ファッションの変遷の問題であって、たとえばブツを変えて「赤いパンタロン穿かせましょか」とやってみても、やはり「何それ」になってしまうでしょう。ファッションは怪談以上にうつろうものなのです。
 しかし、こだわってちゃんちゃんこにするのも、それはそれでひとつの手かもしれません。中途半端に古いと「赤いジャンパー着せましょか」「ジャン……パー? え、なに? ああ、ブルゾンのこと? 昭和っぽいね」という会話になりかねませんからね。



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by tsukasa-kawa | 2017-08-25 18:19 | 日常雑記