一〇八(仮)

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ライトノベル作家川口士のブログです

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2017年 03月 06日 ( 2 )

日記

 東洋文庫ミュージアムでロマノフ王朝展が開催中とのことだったので、見に行ってきました。
 ロマノフ王朝は、1613年から1917年までの約300年間続いた、ロシア最期の王朝といわれています。日本ともいろいろな形で親交があり、その記録が数多く展示されていました。
 展示されている数々の文献に触れ、当時の出来事を想像することももちろん楽しいのですが、その中から思いがけないことを知って感心したり、面白がったりすることも楽しみのひとつだと思っています。今回の場合は、ストロガノフ家がそれでした。

 ストロガノフという単語から、まず想像するのはビーフストロガノフという料理ではないでしょうか。
 一般にはロシアの牛肉料理として知られていますが、ストロガノフというのは固有名詞というか、名前なんですね。ビーフはフランス語のブフ(牛肉)から来ていまして「ストロガノフ家の(又は、ストロガノフ風の)牛肉料理」というような意味なわけです。
 ビーフストロガノフがいつごろ生まれたかは定かではありませんが、ロシアがフランスをはじめとするヨーロッパの文化に触れて、追いつかなくてはといろいろ無茶やりながら頑張りはじめた時期を考えると、やはりロマノフ朝のころにできた料理だと思います。

 脱線しました。ストロガノフ家です。
 ロマノフ王朝の初期に、資金を出して王朝を支えたのが豪商のストロガノフ家だったんですね。このストロガノフ家、ロマノフ朝より前のリューリク朝の時代からすでに豪商で、イェルマークというコサックの探検家に資金を出すということもやっています。ロマノフ朝では爵位をもらって男爵になり、さらに伯爵になって、貴族のストロガノフ家としての地位を確立しています。
 ストロガノフ家は、ロマノフ朝という大きな流れの中では、脇役に過ぎないでしょう。まして、ロマノフ朝は強烈な個性を持った皇帝や女帝が目白押しですから。それでも脇に目をやると興味深い人々がたくさんいるのだなと、あらためて思わせてくれました。いずれ、ストロガノフとか、あるいはイェルマークの物語を書いてみたいものです。先に書くべきものがたくさんありますが。

 そういえば展示室では、アニメ版魔弾の王と戦姫でティッタを演じてくださった上坂すみれさんの音声ガイドが流れていました。こうした施設で声優さんの声を聞いたのはひさしぶりだったので(何年か前に仙台の青葉城資料館で永井一郎さんと故・青野武さんのかけあい的な音声ガイドを聞いたとき以来かな)、新鮮でした。


by tsukasa-kawa | 2017-03-06 08:00 | 日常雑記

三行日記

 雛祭りから二日過ぎたわけですが、もうスーパーでは雛祭りバージョンと銘打ったさまざまなお菓子が投げ売りされていまして、雛人形だってざらに一ヵ月飾っておくところがあるんだから、もうちょっと長い目で見てもいいのではと、それらを適当に買って帰りながら思った次第です。



by tsukasa-kawa | 2017-03-06 00:00 | 日常雑記