一〇八(仮)

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ライトノベル作家川口士のブログです

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2017年 03月 09日 ( 1 )

日記

 散歩をしている途中に、ふと思いだしたことがあります。
 僕が小さかった頃、リカちゃん電話と呼ばれる都市伝説がありました。簡単に説明すると「私リカちゃん、いま○○にいるの」という電話が一定時間ごとにかかってきて、そのたびに○○の場所が変わり、だんだん近づいてきて、最後には……となるのですね。

 しかし、これは家に固定電話があって、電話がかかってきたら、とりあえず出ていた時代だからこそのもの。固定電話を置いているところへ仕掛けるならともかく、自分の電話を持つのが当たり前の現代では、携帯電話:二度目か三度目から着信拒否、そもそも知らない番号には出ないことが多い、SNS:ブロック、既読スルー等と、都市伝説側にとっては非常にやりづらいのではないでしょうか。古風に手紙に訴えたとしても、差出人が書かれていなかったり知らない相手ならば、開封するかどうかは難しい。

 着信拒否を無視してかける、ターゲットの知人の名を騙るなどすれば何とかなるやもしれませんが、それでは「得体の知れないものが徐々に近づいてくる」のとは異なる恐怖を与えてしまって、根底が崩れてしまいます。スマホを持つターゲットに対して強制的にポップアップを出現させるというのも考えましたが、恐怖よりもうっとうしいという感情が強くなりそうです。
 などとあれこれ考えて、最終的に人間を装ってさりげなく接触し、あるていど親しくなってから仕掛ける、という遠回りで地味な結論が出ました。これも「おまえ、リカちゃんだったのか!」という衝撃が恐怖を上回りそうな気がしますが、着信拒否を無視するという現代科学の横っ面をひっぱたくような真似よりは能力的にフェアな気がします。
 都市伝説にとってはつらい時代だなあと思っていたら散歩が終わったので、今日はこれでお開きとさせていただきます。
 あと、あれだ。仕事もしているんですよ。ちゃんと。はい。いずれはご報告しますね。できたら。


by tsukasa-kawa | 2017-03-09 22:03 | 日常雑記