一〇八(仮)

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ライトノベル作家川口士のブログです

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2017年 08月 17日 ( 1 )

8月17日のお話

 ベッドの下の殺人鬼。マンションで一人暮らしをしている女の子のところへ友人が遊びに来て、しばらくおしゃべりしていたと思ったら、その友人が急に買い物へ行こうとか何かしら理由を作って女の子を外へ連れ出し、ベッドに何者かが潜んでいたことをばらす、という話です。
 話の流れからして想定されるのは女子高生、女子大生あたりでしょうか、そのくらいの女の子が一人暮らしをするのがあるていど一般化して、そう珍しいことではないというころに生まれた怪談ですね。元ネタは外国にあるという話もありますが。
 ぱっと部屋を見回しても目につかない場所に恐ろしい存在が潜んでいるというのがキモなわけですが、年々ベッドのデザイン性や機能性が向上してバリエーションが増えていくほどに、忍び込む側の苦労は上がってしまうのです。
 ベッドの下に引き出しがついていれば、それを引っこ抜いてふただけ外して中身はどっかへやりつつ、ふたを戻して何もないように見せかけなければなりませんし、脚が短くてとても入り込めそうにない場合、無理して忍び込んでベッドがある程度浮き上がってしまうという、もう怪談ではなくてコントになってしまいます。
 また、ベッドの下がほとんど物置になっていたり、部屋自体が散らかっていて潜り込む隙間がふさがっていたりしたら、わざわざ掃除をしてやるなんてことになりかねません。押し入れやクローゼットの方がマシなんじゃないかと想ったことも一度や二度ではすまないのかもしれない。
 まあ押し入れは押し入れで別の怪談が潜んでいるので、そっちへ行こうとしたらエイリアンVSプレデターよろしく怪談VS怪談になってしまうのでしょうけど。



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by tsukasa-kawa | 2017-08-17 12:49 | 日常雑記