一〇八(仮)

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ライトノベル作家川口士のブログです

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三行日記

 今日、電車の中で本を読んでいたら、つい目的の駅に降り損ねてしまいました。話自体は中盤に向かおうとしていたところで、盛りあがって目を離せないというシーンでもなかったのですが、気づかないくらい作品の世界に入っていたということなのでしょう。降り損ねるのはまずいですが、そんなふうな本を書いてみたいとは常々思っています。


# by tsukasa-kawa | 2017-03-12 00:03 | 日常雑記

日記

 散歩をしている途中に、ふと思いだしたことがあります。
 僕が小さかった頃、リカちゃん電話と呼ばれる都市伝説がありました。簡単に説明すると「私リカちゃん、いま○○にいるの」という電話が一定時間ごとにかかってきて、そのたびに○○の場所が変わり、だんだん近づいてきて、最後には……となるのですね。

 しかし、これは家に固定電話があって、電話がかかってきたら、とりあえず出ていた時代だからこそのもの。固定電話を置いているところへ仕掛けるならともかく、自分の電話を持つのが当たり前の現代では、携帯電話:二度目か三度目から着信拒否、そもそも知らない番号には出ないことが多い、SNS:ブロック、既読スルー等と、都市伝説側にとっては非常にやりづらいのではないでしょうか。古風に手紙に訴えたとしても、差出人が書かれていなかったり知らない相手ならば、開封するかどうかは難しい。

 着信拒否を無視してかける、ターゲットの知人の名を騙るなどすれば何とかなるやもしれませんが、それでは「得体の知れないものが徐々に近づいてくる」のとは異なる恐怖を与えてしまって、根底が崩れてしまいます。スマホを持つターゲットに対して強制的にポップアップを出現させるというのも考えましたが、恐怖よりもうっとうしいという感情が強くなりそうです。
 などとあれこれ考えて、最終的に人間を装ってさりげなく接触し、あるていど親しくなってから仕掛ける、という遠回りで地味な結論が出ました。これも「おまえ、リカちゃんだったのか!」という衝撃が恐怖を上回りそうな気がしますが、着信拒否を無視するという現代科学の横っ面をひっぱたくような真似よりは能力的にフェアな気がします。
 都市伝説にとってはつらい時代だなあと思っていたら散歩が終わったので、今日はこれでお開きとさせていただきます。
 あと、あれだ。仕事もしているんですよ。ちゃんと。はい。いずれはご報告しますね。できたら。


# by tsukasa-kawa | 2017-03-09 22:03 | 日常雑記

日記

 通りを歩いていて、中学生らしき集団とすれ違ったのですが、漏れ聞こえてきた彼らの話の中に春休みという単語があり、学生にとっては3月ってそういう月だったなとあらためて思いだしました。
 春休みに入る際の先生の言葉というものは、多くの場合「羽目を外しすぎないように」という類のもので、生徒として聞いている僕たちとしては説教臭い、うっとうしい、羽目を外してこその長期休みじゃないの、などの感想しか抱かなかったわけですが、いい年になった今となっては「羽目を外しすぎないように」と言いたくなるのも何となくわかる気がするのです。
 だって、この時期って上や横がすでに羽目外してんだもの。花見とか年度末の打ち上げとか新酒会とか異動祝い(まずいところへの異動の場合は慰めとか労い的な建前になる)とか、決算無事にかたづいてめでたしめでたし的な宴会とか。とりあえず春だし飲もうぜみたいな雰囲気に包まれていると、そりゃあせめて学生にはつい説教臭くなるよね。
 まあ、学生はそんなこと知る由もないのでやはり羽目を外すんだけど。
 そういうわけで、羽目を外すならおおごとにならないように。


# by tsukasa-kawa | 2017-03-07 23:59 | 日常雑記

日記

 東洋文庫ミュージアムでロマノフ王朝展が開催中とのことだったので、見に行ってきました。
 ロマノフ王朝は、1613年から1917年までの約300年間続いた、ロシア最期の王朝といわれています。日本ともいろいろな形で親交があり、その記録が数多く展示されていました。
 展示されている数々の文献に触れ、当時の出来事を想像することももちろん楽しいのですが、その中から思いがけないことを知って感心したり、面白がったりすることも楽しみのひとつだと思っています。今回の場合は、ストロガノフ家がそれでした。

 ストロガノフという単語から、まず想像するのはビーフストロガノフという料理ではないでしょうか。
 一般にはロシアの牛肉料理として知られていますが、ストロガノフというのは固有名詞というか、名前なんですね。ビーフはフランス語のブフ(牛肉)から来ていまして「ストロガノフ家の(又は、ストロガノフ風の)牛肉料理」というような意味なわけです。
 ビーフストロガノフがいつごろ生まれたかは定かではありませんが、ロシアがフランスをはじめとするヨーロッパの文化に触れて、追いつかなくてはといろいろ無茶やりながら頑張りはじめた時期を考えると、やはりロマノフ朝のころにできた料理だと思います。

 脱線しました。ストロガノフ家です。
 ロマノフ王朝の初期に、資金を出して王朝を支えたのが豪商のストロガノフ家だったんですね。このストロガノフ家、ロマノフ朝より前のリューリク朝の時代からすでに豪商で、イェルマークというコサックの探検家に資金を出すということもやっています。ロマノフ朝では爵位をもらって男爵になり、さらに伯爵になって、貴族のストロガノフ家としての地位を確立しています。
 ストロガノフ家は、ロマノフ朝という大きな流れの中では、脇役に過ぎないでしょう。まして、ロマノフ朝は強烈な個性を持った皇帝や女帝が目白押しですから。それでも脇に目をやると興味深い人々がたくさんいるのだなと、あらためて思わせてくれました。いずれ、ストロガノフとか、あるいはイェルマークの物語を書いてみたいものです。先に書くべきものがたくさんありますが。

 そういえば展示室では、アニメ版魔弾の王と戦姫でティッタを演じてくださった上坂すみれさんの音声ガイドが流れていました。こうした施設で声優さんの声を聞いたのはひさしぶりだったので(何年か前に仙台の青葉城資料館で永井一郎さんと故・青野武さんのかけあい的な音声ガイドを聞いたとき以来かな)、新鮮でした。


# by tsukasa-kawa | 2017-03-06 08:00 | 日常雑記

三行日記

 雛祭りから二日過ぎたわけですが、もうスーパーでは雛祭りバージョンと銘打ったさまざまなお菓子が投げ売りされていまして、雛人形だってざらに一ヵ月飾っておくところがあるんだから、もうちょっと長い目で見てもいいのではと、それらを適当に買って帰りながら思った次第です。



# by tsukasa-kawa | 2017-03-06 00:00 | 日常雑記