10月13日の話

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 bomiさんの手による漫画版「魔弾の王と聖泉の双紋剣」、第1話~第3話(前)が
 にて公開中です。ティグルとリムの協力を得たギネヴィアは、偽アルトリウスを討つべく決起しました。

 小説には書かれているけど漫画では省いた点をお話ししますと、ギネヴィアが逃げてきて、ティグルたちを助けてくれたこの村は、ある出来事からギネヴィアに恩義を感じているという背景があります。
 ギネヴィアの趣味は皆さまもご存じでしょうが、円卓の騎士のゆかりの地を訪ねてまわることです。第一王女とはいえ、上に兄が二人いますからね。いつかどこかに嫁ぐまでは気ままに遊んでいていい、はずでした。いまのところどの人生でも表舞台に引っ張りだされていますが。
 さておき、そんなふうに国内のあっちこっちに出かけていたギネヴィアがこの村に立ち寄ったとき、村は山賊に悩まされていました。そこでギネヴィアは配下の者に命じて、山賊を一掃したんですね。王都が奪われたという情報が届いているにもかかわらず、村長をはじめ村の者たちが親身になって協力してくれるのは、そうした事情があります。
 次回の更新は今週末の10/16(土)。あと数日、お待ちください。


 さて、一週間ぶりですね。今週の月曜日が休みだと思っていたひとー。はーい。
 いやね、カレンダーがそう言ってたんですよ。昨年末に買ったカレンダーが。うん、8月と9月のずれは訂正してたんだけど、その感覚でお仕事電話をしてしまった。まあ、前日当日のニュースでも注意喚起をしてたから、そういうひとが多かったということですね。よし(何が)!
 そんな感じで僕は地震をしのいだり、急な寒さに耐えたりしていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。冬備えはお早めに。



 ところで、少しドラクエの話を。3ね。
 ゾーマとの決戦で流れる「勇者の挑戦」やラーミアに乗っているときの「おおぞらをとぶ」などすばらしい曲がいくつもあるんですが、いちばん印象に残ってるものはと聞かれると、「呪いのモチーフ」なんですよ。冒険の書が消えたときに流れるアレね。たぶん1秒? 長くても2秒ぐらいのあの曲が流れるだけで、お気の毒ですが~のあの画面が頭に浮かぶ。心臓に悪い。
 後々調べたら、作曲されたすぎやまこういちさんも「嫌われるよう一生懸命作った」「僕も嫌い」とのことで、あらためてすごいと思ったことを覚えています。呪いのアイテムを装備したときに使われているので、1からある曲なんですが、3で印象づけられているのは、やっぱりデータセーブシステムがはじまったからでしょう。
 小中学生だったころは怖い曲、ぐらいにしか思っていなかったのですが、シーンとストーリーと曲が一体となって思い出になるとは想像もしなかったですね。
 あらためて、すぎやまこういちさんのご冥福をお祈りします。お疲れさまでした。


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by tsukasa-kawa | 2021-10-13 23:00 | 日常雑記

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