5月11日の話

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 単行本1巻絶賛発売中! オマケ漫画や設定ラフ画なども収録しております!
 bomiさんの手による漫画版「魔弾の王と聖泉の双紋剣」
 第1話、第2話、第7話(後)、第8話(前)が
 にて公開中です。
 ついにティグルたちとパーシバルの戦いが始まりました。一対一ではどうやっても勝てない相手に、ティグルとリム、ギネヴィアは連係して立ち向かうわけですが、いまのティグルじゃ一対一だと十戦して一勝もできなかっただろうなあと。身体能力が雲泥の差ですからね。リムとギネヴィアが加わってどうにかというところでしょうか。リムにしても双紋剣でなければ傷を負わせることは難しかったでしょうが。
 次回の更新は今週末の5/14(土)になります。もう数日ほどお待ちくださいませ。
 あと、1~6話までを収録した単行本1巻は絶賛発売中でございます。
 オマケ漫画なども充実しておりますので、書店さんで見かけたらぜひぜひ。

 さて、一週間と30分ぶりですね。遅れたのは今日が暖かかったせいだわ。うん、ごめん。
 GWも終わったかと思えば、また寒くなったり暖かくなったりしながら梅雨が迫ってくるとか体温調節に忙しい日々、皆様いかがお過ごしでしょうか。ちょっと郊外を散歩してみたら田植えの季節って感じなんですが、こんな不安定な天気でだいじょうぶだろうか。無事に実ってほしいものです。あとGWが終わろうが何だろうが僕の仕事量はたいして変わっていません。次巻に期待してね!

 ところで、「この時の作者の気持ちを答えよ」という、国語でおなじみの(と思ったけどいまはどうなんだろう。僕が小中学生のときにはおなじみだった)問題について、散歩しながら何となく考えてました。
 まあ、作家・小説家と呼ばれる人々がそこそこ身近になった昨今では、「そんなん締め切りに怯えて時計を見ないようにしつつ、スマホの電源を切るかどうか葛藤していたに決まってるじゃないか、ガハハ」みたいな答えになりがちなんですが、そもそもこの問題を最初に考えたひとは誰だったんだろうか。

 当の作家や小説家が墓の中なら答えを推測するしかないのもわかるのですが、存命であっても答えを聞かずして模範解答を用意するわけです。ということは、この先生ならこう考えるはず! みたいな、ある意味でとてもピュアな気持ちを抱いていたひとの可能性があります。
 いや、しかし、こう考えるはず、なんてのはその作家の人生を丹念に追い、趣味や特技はもちろん人間関係を把握するぐらいは最低でもやらないと困難です。でもって、それを前提にこの問題をつくると、「このエッセイを書いていたとき、作者はかけ持ちで進めていた原稿のネタに詰まって温泉へ行く振りをして飛行機で高飛びをし、旅先で酒をがぶ飲みして勢いで筆を進めていた」なんて答えになりかねず、問題になりません。

「作らないといけない問題の数はこれぐらいね。あ、ちょっとこのフレーズ気に入ったから設問にしちゃお」というライトな感覚で「この問題をつくっている私が、いまどう思ってるかわかる?」と問いかけるぐらいじゃないと、とても時間が足りないのではないか。
 ということは、この場合の「作者」とは問題作成者の略語だった可能性があるのではないか。
 そう、あの設問は、作家や小説家をフルネームでいわずに「作者」と簡潔にすませたところが罠の入り口だったのです。
 でもまあ、問題をつくるひとだってやっぱり時間に追われてるわけで、問題をつくってるときは「そんなん締め切りに怯えて時計を見ないようにしつつ、スマホの電源を切るかどうか葛藤していたに決まってるじゃないか、ガハハ」だと思うんだけども。


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by tsukasa-kawa | 2022-05-11 23:30 | 日常雑記

ライトノベル作家川口士のブログです。「魔弾の王と凍漣の雪姫」「帝剣のパラベラム」等、発売中です。よろしくお願いします。


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