8月23日の話

8月23日の話_e0172041_18355373.png

 漫画:かたせなのさん 脚本:早矢塚かつやさん による
 本作は、魔弾シリーズの主人公ティグルを慕っている侍女のティッタがひょんなことから(便利な言葉だ)平行世界を行き来したり時間を何度も巻き戻したりできる能力を手に入れてしまい、その力を使ってティグルを独占するためにがんばるというお話です(ここまでテンプレ)。
 2話は寮決め回でした。ヴァナディース学園には戦姫の治める七つの公国+ブリューヌという8つの寮がありまして、寮長の性格がそれぞれの寮の特徴につながっていたりいなかったり。
 次回の更新は8/31(木)。同室の寮生も決まったティッタの学園生活をお楽しみに。

 さて、一週間ぶりですね。8月も残り10日を切りましたが、この一週間の我が家の周辺は雷雨、酷暑、高湿度のローテーションでして、酷暑と高湿度は家から出なければいいとしても、問題は雷雨ですよね、こいつが来るとPCの電源を落とさざるを得なくなるのでなかなかしんどいわけですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。まあ雷雨もねえ、高速で過ぎ去って数秒間だけぼんやりとした虹を見せてくれるんですが……いや、やっぱ割に合わないわ。

 まずは宣伝をば。いよいよ明後日25日(金)発売。
電子書籍限定「魔弾の王と戦姫」第5章 月光の騎士
 表紙を飾るのは「虚影の幻姫」ヴァレンティナ=グリンカ=エステス。いくらでも悪い笑顔をさせられる娘でございます。
 内容はMF版の11~13巻に加筆修正をほどこして収録したものとなりまして、ザクスタン軍との戦い、テナルディエ公の妻だったメリザンドの叛乱、グレアスト侯爵との戦いと、ティグルとエレンがブリューヌを駆けまわる内容になっております。イラストは白谷こなかさん。
 興味を持ってくださった方はぜひ。

 ところで今日は白虎隊の日だそうです。彼らは17歳ぐらいの少年たちで編制された会津藩の部隊で、城の近くから煙がのぼるさまを見て落城したと思い、自刃して果てたという話があまりにも有名ですね。僕も昔、漫画日本の歴史か何かでそういうシーンを見た覚えがあるのですが、事実としては郊外の山に落ち延びていた7名ないし20名(諸説ある)が、重傷でもはや戦えないと判断して自刃した……というのが事実のようで(あと白虎隊は300名以上いたので全滅したわけじゃない)。
 自刃は間違ってないけど、この手のエピソードを鵜呑みにしてしまうのは危険だと、ひさしぶりに思った次第です。
 みんなも200年後の人間もだまされるようなエピソードを流布しようぜ(最悪)


web拍手を送る
by tsukasa-kawa | 2023-08-23 23:00

ライトノベル作家川口士のブログです。「魔弾の王と極夜の輝姫」他、発売中です。よろしくお願いします。


by tsukasa-kawa